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三流プログラマが脱三流するために書くブログ

PHP, オブジェクト指向プログラミング, デザインパターン, リファクタリング, DDD, 関数プログラミング, etc.

12. マネジメントとは何かという問いに対する個人的な考察

マネジメント ポエム

前回の記事を書いて、今年の総括は終わった、と思っていましたが、ひとつ2017年に向けて省察しておかなければならないことがあったのを思い出したので、マネジメントについて現在思っていることについて文書化しておきたいと思います。

1. ひとり振り返り会 - 三流プログラマが脱三流するために書くブログ にて、マネジメントの必要性、というか、マネジメントできてなかった、ということを繰り返し書いたわけですが、マネジメントとは何か、ということについてあまり深く考えていませんでした。

よく言われるのは、マネジメントは管理ではない、という話で、"manage" を日本語に訳すと「なんとかして上手くやる」というかんじなので、たしかに管理ではないよなぁというのは分かりますが、じゃあ、具体的に何をすればいいのか、っていうのはあんまりよく分かってないです。

自分では、セルフマネジメント (自分自身の生活や仕事を「なんとかして上手くやる」) についてはわりとできていると思っていて、お金のことを気にせずに済む程度には稼ぐことができ、毎日美味しいものが食べられ、趣味もあり、病気や怪我もなく、平穏無事な生活を営めるようになっているので、その点については何も心配はしていないんですが、それを複数人から成るグループ (チームや組織) で何事かをやろうとすると、上手くいかないことがあったり、疲弊したり、人が離れていったりします。

会社、という単位で言えば、従業員をクビにせずに済む程度に儲かっていて、そこで働く人たちが楽しく働けていれば何も問題はないわけですが、会社員と違って、毎月の収入が確かでない上に、コストは一定でかかってしまうので、個人のマネジメントに比べたらずっと難易度は高いわけで、そこはもう経営の範疇ですから、プロの経営者にがんばっていただくしかないです。

チーム、という単位で言えば、たいていどこかしらのチームに属して働いているわけで、ダイレクトにチームマネジメントの影響を受けるし、自分の QOL に関係することなので、責任持って手や口を出せるなら、出していきたい、と強く思うわけです。

チームにとって「なんとかして上手くやる」というのは、具体的にはどういうことか。

私はソフトウェア開発の仕事をしているので、第一に、不具合をどうやって減らすか、という問題があります。

ソフトウェアに不具合が出てしまうというのは色んな要因があるわけですが、いずれの要因でも、複数人で構成されたチームで、全体の不具合を減らそうとすると、局所的な施策では対応しきれないこともしばしばです。

どうやって高い品質のコードを書くか(不具合を最初から取り込まない)、どうやって不具合をリリース前に見つけるか、両方の施策が必要なはずですが、不思議とどちらも放ったらかしな現場も少なくないです。

なんらかの仕組み(自動テスト + 静的解析 + CI)による対策もさることながら、メンバーひとりひとりの行動(テストを書く、シンプルで美しいコードを書く、積極的にコードレビューする、など)を変えていく必要もあります。

あとは、マインドセットの問題。

メンバーひとりひとりが、問題あるいは問題になりそうなことを検知して、お互いに悪意なく指摘し合えるような、そういう場や価値観が必要と感じます。

しかし、これまで、そうした必要性を感じてワークフローや方針を変えようとしても、上手くいった試しがありません。

ときには無視され、ときには反発され、ときには自然消滅し、といった具合ですが、ここまでことごとく失敗するなら、おそらく私に原因があります。

そう思って、ピーター・ドラッカーの著作や「ピープルウェア」、「チームが機能するとはどういうことか」、「なぜ人と組織は変われないのか」、挙句の果てには「人を動かす」なんかを読んできたわけですが、自分の何が悪いのか、どのように行動すればいいのか、方向性が見えないままです。

このままではおそらく次も失敗するでしょう。

あれこれやりたいと考えてしまうのは私の悪い癖なので、本当に達成すべきことを一つに絞って、まずはそこから手を付けていこうと思います。

変革を実現できないのは、二つの相反する目標の両方を本気で達成したいからなのだ。人間は、矛盾が服を着て歩いているようなもの。そこに、問題の本当の原因がある。

なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践より

考えてみれば、私自身も、体重を減らしたい (が、美味いものをお腹いっぱい食べたい)、という「二つの相反する目標」は達成できた試しがありません(笑)

目標マネジメントのスタート地点で、変革を阻む裏目標、これを炙り出せるか、二つの矛盾する目標をどうやって一つに収斂させていくか、その辺がポイントになりそうです。

むりやり新しい方針や考え方を押し付けるのではなく、まずは、ひとりひとりと向き合って、どうなりたいか、どうしたいか、といったことを掘り下げて確認しながら、どうやってゴールに辿り着くのがいいのか、チーム全体で考えていくのがいいのかなぁと思うので、今年から参画するプロジェクトでもしそういう役割を担えたら、取り組んでみたいと思います。

とまぁ、あれこれ書いてきましたが、いちばん大事なことは、みんなが楽しく働けていけるってことだと思うので、それを念頭に置きつつ、ゆるゆるとやっていければいいなぁと思います。

なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践

なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践