三流プログラマが脱三流するために書くブログ

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32. フリーランスと信頼チェーンについて

この記事について

毎度おなじみ、ポエムです。

フリーランスになってしばらく経つけど、好景気の影響もあって幸い仕事探しに困ってない上にいい仕事ばかりに巡り会えているので、今後もし景気が冷えてきても生き残っていくために、なにをすべきか、どう考えるべきか、っていうのをぼやっと考えていたので、まとめておきます。

結局はひとである

上位10%に入るくらいの素晴らしい技術を持っているなら別ですが、私のような三流プログラマーでしかも40過ぎのロートルでは、いつでも引く手あまた、というわけではありません。

それでも、一緒に仕事をしたひとたちから、松本さんはすごいです、とか、一緒に働けてよかったです、とか(お世辞もあるかもしれないけど、本音っぽいな、と感じることも)、言ってもらえることがあります。

過去の経験から、そういう終わり方ができたのは、求められている技術レベルとか、価値観とか、ひととなりみたいなものが近いと感じる関係であることが大事で、どれかが欠けてもいけないような気がします。

もちろんこちらも同じように感じていて、どこかでまた一緒に仕事しましょう!って思います。

つまり技術要素はあくまでも一部で、結局はひとである、ということです。

ジョブマッチング

ちょっと話がそれますが、いい形でジョブマッチングをするために必要なことってなんだろう、と考えてみると、いくつかポイントがあります(あくまで私の経験と価値観ですが)。

フリーランスが業務委託という形で新しい現場に参画する際に、やはり面談とかするわけですが、その際に必要なのは、双方の (1) 技術レベル、(2) 価値観、(3) ひととなり、(4) そのチームで何ができて、何をしたいのか(あるいはしたくないのか)、といった情報を交換することが必要です。

(1) 技術レベル

GitHub や Qiita などに、技術レベルが分かるコードや文書を載せておく。

まぁ、あくまでも、参考程度にしかならないわけですが、ないよりはよっぽどいいですね。

もちろんこれは双方に必要で、技術ブログのない会社よりはある会社を選びたいところです。

(2) 価値観

このあたりは、外に出ている情報だけだと、着飾った言葉で耳障りのいいかんじのものしか得られないかもしれませんが、実際に話をして、五感で感じるようにしています。

ちょっとした言葉の端々にそのひとの価値観というのがにじみ出るものです。

(3) ひととなり

私が以前在籍していた会社に「何をするかより誰とするか」というスローガン(?)がありまして、これは個人的にも大事にしている指針です。

このひとと働きたい、という動機で始めて、ことひとと働けてよかった、という感謝で終わりたい。

なので、面談の際は必ず雑談をするようにしてます。趣味の話でも時事ネタでもなんでもいいです。ちょろっと話したところでひととなりなんて分かるわけでもないですが、もしかしてこのひとたちとなら…という予感くらいは生まれるはずなので、クロージングの際に雑談をするのはけっこう大事だと思っています。

(4) そのチームで何ができて、何をしたいのか(あるいはしたくないのか)

相手が何を期待しているか、とか、チームの課題は何か、とか、ジョインしたあとの仕事がイメージできるような会話もするようにしてます。

本当は、ジョブディスクリプションみたいなのがあるといいんですが、まぁそこら辺は曖昧さと柔軟さは紙一重なので、下手にガチガチな組織文化のところよりかは、ふわっとした自由なところが好きなので、逆にあると身構えてしまいますね。「やってもらいたいこと」と「できること・やりたいこと」のミスマッチは最悪なので、よく話し合っておく必要があると思います(それでも、話が違うじゃないかーみたいなこともたまにはあるので、どんな情報交換が不足していたのか、相手にしっかり確認とるべきところは何だったのか、など、反省しないといけないです)。

評価の先にある信頼

閑話休題

ファーストコンタクトが面談、というのもよくあるわけですが、海の物とも山の物ともつかない人物の価値観やらひととなりやらを小一時間で判断するのはとても難しいので、あらかじめ信頼というバイアスをかけて臨めると、最初のハードルが低くなるよなぁ、と思うわけです。

いちばんいいのは中のひとと最初から知り合いで、契約が切れるタイミングで、今度うちどうですか、みたいなかんじでいけるのがいいわけですが、毎度毎度そういうわけにもいかないので。

評価社会とかっていう文脈でいうと、評価だけでは不十分だな、と感じていて(評価だけでやっていけるひとたちはいるにせよ)、フリーランスに必要なのは信頼であると思います。

当然、本当の相性というのは、一緒に働いてみないと分からないわけですが、信頼する A さんが信頼している B さんなら、という感じであらかじめ評価にバイアスがかかった状態で顔合わせができるため、最初のハードルが低く設定できると思っています。

なので、フリーランスの強みを活かして、各現場で信頼関係を築いたひとたち(フリーランス同士ならなおいい)との繋がりを維持して、次の仕事を選べるようになれるといいなぁ、と。

そうやって、ギルド的に人間関係を広げていって、信頼チェーンを築くことが、この先大事になりそうな予感がしています。

まとめ

個人的に、ジョブマッチングの精度を上げたいっていう課題を感じていて、そのために信頼チェーンを繋いでいくっていうのがその手段のひとつなのかな、と思います。

いい会社があればどんどん紹介したいし、いい個人がいればどんどん紹介したいし、それで双方ハッピーになれれば自分もハッピーになれるなぁ、と。

個人でそれをやるには限度がありますが(特に私は人見知りで人脈も薄いので)、戦略を持った集団でなら、こういう案件・現場にはこのひとがマッチしそう、みたいな知見を集団内に溜めていって、信頼関係を広げていけるように運用していければ、より精度も上がるのではないか、と。

という話をこないだあったとあるフリーランスの集まりで話したかったのですが、考えをまとめきれてなかったのでまとめてみました。

みなさま、今後ともよろしくお願いします!